天と悪
「ではこれより、集会を始める。」

派遣者が全員そろい、集会が始まった。


「余は今回、武力や魔法が特に優れている者を集めた。それぞれが、それぞれの得意分野を発揮できることを祈る。」

「ありがとうございます。」

ミカエル様は真剣な表情でおっしゃった。


「まず、例の『マジックストーン』の場所だ。おそらく、サターンの近くにあると思われるのだ。」


「おそらく…ですか?」


アキーヌ…素晴らしい剣士だと耳にしたことがある。鍛えられた体が美しい。


「あぁ…それが、『マジックストーン』はジュピターとサターンの間をうろうろしていてな。一定の場所にはいないのだ。」
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