天と悪
「なるほど。じゃあ、私たちは常にその二つの惑星にいればいいのですね?」


アーナ…美女で有名だ。しかしショートヘアなのがもったいない。僕はロングヘアが好きなのだ。


「さすがはアーナ。余も今、それを言おうとしていた。」

ミカエル様はほほえんだ。

そういえば、フーネが静かだな。


そう思ってフーネの方を見るとなんと……。


爆睡している。


「おい、フーネ!フーネ!!起きろ。ミカエル様に失礼だぞ。」


「魔法のれんしゅ…やりすぎt……」


「全くお前は……」


「シミエルよ。そいつを王宮の寝室へ連れていってやれ。」


「え……でも集会が…」


「疲れているようだから、まずは寝かせてあげるのが良いだろう。」


「…かしこまりました。ほらフーネ。立てるか?」


フーネはかなり眠そうだ。……しかたない。


「よいしょっと。」


僕はフーネをおんぶしてやった。軽い。それに、いい香りがする。


アーナとアキーヌからの視線が痛いが、僕はそれを気にせず寝室へと向かった。
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