天と悪
「アキーヌ……?」


「アキーヌじゃない。シ・ミ・エ・ル!」


「zzz……」


……この野郎。



王宮の寝室に着いた。とっととコイツを寝かせて集会へ行かなくては。


「黙ってればそこそこ可愛いと思うのだが……」


そう小声でつぶやいた。


僕はベッドにフーネを寝かせた。


すやすやと寝息をたてているフーネを見て、僕は思わず笑ってしまった。
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