5-2
私は素直になれば、菫と競ってみたい。


だって、菫は一番の親友。


私は、気持ちの整理をしてこう言った。


「菫はさぁ、私と競うのが嫌なんやろ?


 そんな事で、嫌とか言っとったら、書記になんか、なっても仕事できやんのちゃう?


 私は菫と戦うことになったとしても、書記の地位は渡せやんから。


 その辺、じっくり考えてからにしたら??時間はあるんやし。」


 菫は、明るい顔をしてこういった。


「うん!私、書記に立候補するわ!」


単純だなぁ…。


そうしてきまった事。


私の応援者はニナちゃん。


菫の応援者はマナちゃん。


親友同士の争い。



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