5-2
「沙、沙里菜ちゃん達。ちょっと、いいかな?」


 私達6人は、表情がこわばっている。


「ん?何??」


 何にもしらない沙里菜ちゃん。


「……あのさぁ、美波ちゃんの作った鶴、やり直したん?」


 一瞬、沙里菜ちゃん達は、驚いた顔をした。


「……したよ…………」


 やっぱり。


「美波ちゃん、嫌やったらしいよ?」


 いきなりの言葉にみんなは驚く。


「でも、美波ちゃんがちゃんとみんなと同じ折り方で折らんのがあかんのやろ?!」


「う…。」

 

それはそうかもしれない。


でも、形・丁寧差


そんなのは…


関係ないんじゃないかなぁ…。
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