5-2
今日、先生の会話を聞いた。


「でも、どうやって言えば…?」


 なんて、泣きそうになりながら…。


出口先生が、学年主任の先生に聞いていた。


「そやなぁ…でも、辛いやろうからさぁ…。


 こうゆう事がありましたっていうのを伝えやなあかんよ?」


 出口先生は、小さくうなずいていた。


なんの事だろう。


どんな重要な事があるんだろう。


そう思いながら、私は、普通に休み時間を過ごした。


ピアノの事かっ、って思ったけど…。


そう、こんなことになっていると知るのは、朝の会の話…。
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