5-2
「何でもっとスムーズに並べやんのやぁ!隣の人と手を繋げ!!」


 オット!!チャンスやん!


「渡部、手ぇ繋げやって。手、繋ごぅ?」


 私は渡部と手を繋ぐ事が出来た。


嬉しい。


「っと待って。指だけな?」


 ガーン↓↓


頭の中に描かれた、空想の私と渡部が、しゅるしゅると消えていく。


はぁぁあ...


でも、社会見学は始まったばかり。
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