5-2
私は全然答えられなかった。


答えは、えぇ~って言うような所ばかりで…。


全然分からなかった。


そして、バスは電気の化学館へ着いた。


「では、まずお弁当を食べるんやけど、班じゃなくなった。」


 ガーン!!


私は班で食べるのだと、てっきり思っていた。


なのに...!


「もう、ランダムやでなぁ!!」


 おい!!せ、先生...


そして、私の隣はマナちゃん、そして、その隣は大和君、前は成也だった。


「「いただきます」」


 そういえば、渡部のお弁当、さくらんぼが入ってるんだって...

いいなぁ...。


「おい美月、バス、嬉しいやろ!!」


「ふ、ふぇ??」 


いきなり大和君から声を掛けられたので、びっくりした。


「だから、バス、アイツと隣の席で嬉しいやろ??」


 なんだ、そんな事を言いたかったのか。


って、聞かれたらだめじゃん!


どうしよう…
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