5-2
「ちょ、ちょっと待ってよ!!


 何でそんな事今聞くのぉ??」


 私に続いて成也が言う。


「そぅそぅ!!


 なんか美月って、渡部の事好きっぽいよな~(不適な笑み)」


 えぇ~!?ここまで聞く??


って言うか、ここでは答えられないよ~!!


「成也まで~!!私は…」


 『嫌い』じゃないし、『普通』でもないし…。


「す、好きかも...」


 えぇ!!言った~?!


私ってばぁ!!


「やっぱな!(不敵な笑み)」


 成也...その微笑み、怖い...。


「バスの席、良かったやん!!」


 ...え?大和君??


良かったやんって…。


「うん♪」


 なんか嬉しい。


からかわれるだけと思ってた。


でも、言って見るもんだね!!
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