5-2
「うわぁ!こんなに凄いんだぁ!!」


 私が見ているのは、地球に残っているエネルギーの詳細。


「へぇ~!!こんなに使ってる...。」


 石炭などのエネルギーは、これからそんなに持たないらしい。


「メモっとこ...」


 そうして、私はのんびりメモっていた。


「そういうのって、メモらなあかんの??」


 私は、不意に声を掛けられ、振り向いた。


「へ??」


 見ると、そこには陸君が立っていた。


「へ?あ?う?う、うん、た、多分…」


 私、噛みすぎだろ...(泣)


「あ。サンキュー!」


 私は、陸君に向けられた笑顔に、思いが溢れそうになった。


でも…。


この思いは、胸の中に閉まっておかなきゃいけない。


私は、渡部が好きなんだもん。



< 165 / 449 >

この作品をシェア

pagetop