5-2
だって...


そう考えている内に、あることに気付いた。


みんながいない!!(泣)


「わぁぁん…。


 みんながいない...」


 私は今にも泣き出しそうで。


まるで、スーパーマーケットでお母さんと離れた子供みたい。


「美月!!」


 あ...成也。


「せ、成也ぁ...」


 私は、気力の無い声を出した。


「はぁ…


 おってよかった。」


 と、美波ちゃん。


「ひっく、よかったぁ...」


 あぁ、みんなと逸れなくてすんだ。


良かった…。
< 166 / 449 >

この作品をシェア

pagetop