5-2
「やんなぁ!めんどくね?」


 私と渡部の会話。


席は遠いけど、日課みたいなものになってる。


うわさも消えていった。


でも、成也だけは未だに言っている。


「美月、絶対渡部のこと好きやろぉ!!」


 って。


もう良いっちゅ~の!


私は、


『好きだよ』


なんて、いえるはずもない。


友達だよぉ!


ねぇ、渡部。
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