5-2
私はお母さんに言われて、渡部の家にクッキーを持って行く事にした。


マスコットと手紙も。


1時になって、よしを迎えに行くついでに。


"ピンポーン"


『はい』


 あぁ…

なんか言わなきゃ…。


「えっと、波斗くんの友達の美月ですけど…」


 実は、よし、あづ、菫もいるけど。


『あ、はいはい。ちょっと待ってね。』


 そんなに経たない内に、渡部のお母さんがやってきた。


「はいはい」


 私は、なんて言っていいか分からなかった。


でも、一応のことは言える。
< 222 / 449 >

この作品をシェア

pagetop