5-2
それで思い出したのが、渡部の存在。


今日の会話、『ウケケケケ』が、印象的だったもん。


「電話で聞こうかな…。でもなぁ…」


 私は迷った。


渡部に電話したら、


菫とかあづ沙とかおるやん?なんで僕に電話してくんの?


って聞かれそう…。


でも、私は渡部の今日最後に話した女の子になりたい...!


そして私は決意し、電話の受話器を握った。


順調にボタンを押していく。


もう渡部の電話番号は覚えてるもん♪


だから、紙かなんかが無くても電話できる。


これぞ愛の力♪(笑)



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