5-2
その次の日。


私は渡部に喋り掛けた。


「なぁ、昨日、いきなり電話かけてごめん!」


 本当は謝らなくてもよかったのに…。


凄く不安だった。


もし、『無理!電話とかうっとうしい』って言われたら嫌だったから。


でも、そんな事は無かった。


本当は少しうっとうしかったと思うけど、でも、渡部は優しいから。


「あぁ!いいよ♪」


 って優しい声で許してくれる。


そんな事言ったら私、もっと渡部の事好きになるじゃん。


どうするのよ。


そんなに好きになったら。


諦めてって言われても、諦めれないよ?


どうすんのよ…
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