5-2
前奏は、私一人で。


伴奏も一人で。


私はソロになる時が何度かある。


「じゃあ、ピアノ始めて!」


 先生の合図。


「はい!」


 もう私はかまなかった。


ピアノを弾きたいから。
< 310 / 449 >

この作品をシェア

pagetop