5-2
「頑張った事に誇りを持てばいいと思うよ?」


 いきなりの先生の言葉。


「……えぇ?」


 少し、意味が分からなくて聞き返した。


「美月さんは、書記に立候補したんでしょ?
 その勇気だけで、先生は素晴らしいと思うよ?」


先生…


先生の言葉が、心に響いた。


みんな…許してくれるの?


「でも…みんなに、迷、惑かけて…ゴメンなさい…」


 私…


どうしたんだろう。


1つの事を根に持って…


「それに、みんなも許してくれるよ!」


 みんなが、私の方を向いた。


「「いいよ!!」」


 みんなが私にいいよと言ってくれた。


私のほうを向いて。


中には、心を込めてない人もいるかもしれない。


でも、それはそれでいい。




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