5-2
「何か、寂しいな」


 そういって声を掛けてきたのは、美咲。


「うん。悲しい」


 寂しいより、悲しいって思ったんだ。


「じゃあ、バイバイ!」


 美咲は、友達に呼ばれた様で、行ってしまった。


私も帰るか…


と思った時。


「よしぃ!やめてって!!」


 渡部の声がした。
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