5-2
そして、私達は別々の道を歩きはじめた。


私は、菫とあづと。


私…


帰り道も切なかった。


今日は、切ない。


「もう…5の2終わったんだね」


 私は、あづと菫に呼びかけた。


少しでも5の2を覚えていたい。


思い出したい。


「「うん…」」


 やっぱり、二人とも暗雲の表情を浮かべていた。


そりゃ、そうだよね。


1年間過ごしたクラス…だもんね。
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