5-2
この声は私、中野 美月。


私がこんなに怖がりと思わない人たちが私の周りを珍しそうに見ていく。


『伊関 賢一』


『三留 陸』


『山口 一郎』


 どれも皆、目を光らせて。


まるで、珍しい動物でも見る感じに。


でも、本当に怖いんだよぉ…


そこで一郎が、


「あ、あそこにクモ人間!!」


 

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