5-2
いるわけないない…


でも怖いぃぃ!!


「ひゃあ~~~!!もう無理だよぉ…帰りたい"…グスン」 


 もうやだよぉ…


私は、小学五年生っていう年とは思えない位泣いた。


「わぁ~~ん!!」


 そう言いながら、私は男の子の方に走っていた。


もう、助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!


「大和君、飯田ぁ…怖いよぉ…」


 美月の見方は男子なんだ!!


「もう!!怖がり!!泣き虫!!お~い女子!!美月がぴいぴい泣いとるぞ!!


 迎えに来たれ!!」


 そう言って頭をポンってしてくれた大和君。


私の大事な男友達なんだ。


「落ち着け。大和等おんのやから」


 って、安心をくれた。


ふぅ~~~。


ようやく寝れそう。


「ありがとう…ズピ…」


 私自身も眠くてふらふら。


「もうフラフラやないか!!明日疲れるぞ!!早く寝ろ!!


 危ないぞ!!お姫様!!」
 

 そう。


私はクラス的女の子っぽさナンバー①存在。


でも、言い方ちょっと意地悪なんだけどぉ!!


「そうでぇす!!お姫様よん♪


 じゃ、おやすみぃ!」


 その頃には、私の緊張と怖さもほぐれていた。


大和君のおかげだよ…


ちょっと『グッ』っと来る!!







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