5-2
「ピッ!!」


 とうとうてっぺんの子。


てっぺんの子は、私の背中を伝って上っていく。


「ピー!」


 完成。


これから、終わりの笛がなるまで、結構長い。


「美月?大丈夫か?」


 俊昭が聞いてきた。


「だだだ、大丈夫じゃないれす…。


 うぇぇぇん…」


 私は、3段ピラミッドを崩した。


泣いてしまった。


賢一君も、他のみんなも呆れている。


でも、俊昭は、


「大丈夫か?」


 と聞いてきてくれた。


ちょっと嬉しかった。


けど、本当はこんな事あっちゃいけないんだ。



< 79 / 449 >

この作品をシェア

pagetop