5-2
この時は、ずっと状態継続していた。


突然、背中に痛みを感じる。


「いたい…。あづぅ、そこ痛いよぉ…うぇぇぇぇん…」


 やっぱり、私は痛みをこらえ切れるわけない。


…崩してしまった。


何故か、あづも涙目だった。


「あづ沙、美月の背骨の所に手を付いたらあかんやん!!」


 先生が言った。


あづは、泣き出した。


「だって、上の渡部の乗っとる所が痛いから、手を動かせやんだ…グズっ」


 全部、渡部だった。


先生は、渡部によく言って聞かせてた。
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