今日も笑って嘘をつく
第一章
“わたし”
「“麗菜”様と蘭蝶の皆さまがお見えになられたわぁー!」
「おはようございますっ!“麗菜”様!」
『えぇ、おはよう。』
「キャァーーー!!!!」
皆に微笑む彼女はまるで……まるで天使のように美しかった。
「麗菜。」
それを遮るかのように低く甘い声が彼女を呼ぶ。
「どうしたの?」
彼女はコテンと首を傾げ彼を………、
そう蘭蝶6代目総長、龍崎 駿を見る。
すると、龍崎は彼女の耳元で何かを囁いた。
みるみるうちに、彼女の頬は真っ赤に染まっていく。
そんな彼女を意地悪そうにみた龍崎は、彼女と別れ男子練に姿を消した………。