今日も笑って嘘をつく
透き通る白い肌に、サラサラなストレートの黒髮。唇はさくらんぼ色をしている。
とても、上品そうな顔立ちだ。
ーーーそう、まるで人形だと思った。
「……おいおい、どうすんだよこの女〜。」
シュウ君が動揺してる……。
女の子の扱いが上手いあのシュウ君が。
まぁ、こんな顔を見て動揺しない奴なんていないか。
……僕も現に動揺してるしー。
「起こすしかねーだろ。」
「そうね〜、とりあえず起こしましょ〜か。」
「あぁ。」
「そうだねー。」
シー君が言ったことに皆が頷いた。
「でも、どうやって起こすのー?」
問題はソコだと思うんだけどー。