蘭王の秘密
【校庭】
「じゃあ、殺りますか。」
私が言う。

「オリャーーーーーーー」
ガチャン

バン

ドン

バキ

バキ

バタ

バギャ

パキ




殺る事、三分。

「みんな、弱っ。」

「「「咲蘭が強いんだよ」」」

私の兄弟三人がはもる。

「なぁ、陽太。陽太は、声を出し過ぎて、前半の方でばててる。そこを直したらもっと、強くなる。」
「廉。あんたは、隙が多い。今回は一人相手だったから、いいようなもんだか、二人以上いたら、挟み撃ちかなんかで、殺られる」
「徹。お前は色々、仲間を気にしすぎだ。戦う時くらい、自分に集中しろ。」
「風磨。お前は女が嫌いだな。でも、そんなん殺る時に言い訳わ通じねえ。もし、もっとつよくなりたいんだったら、少し克服する努力をした方がいい。」
「星也。あんたのはきれいだった。でも、避けるだけじゃ勝負になんねぇ攻撃の方も磨いた方がいい、あんな、パンチきくやつはそんないねぇと思う。」
「遼。お前は、自分が殺って殺るという意識が強すぎる。仲間がいるんだから、少しは仲間の事も考えた方がいい。あと、ばて始めると冷静を保てなくなっている。総長なんだから、いつでも、冷静を保てるようにしろ。」



【嵐門王SIDE】
なんなんだ。
あいつ。

俺らに足りないものをあそこまで、見つけるなんて。

しかも。20%も出してない気がする。

悔しい。女に負けた。

しかも、葵さんも彰さんも紅葉さんも負けるって。本当、なんなんだ


「俺、あいつの元で自分を強くしたい。」
言ったのは以外にも女嫌いの風磨だった。
「明日、頼みに行くぞ。」
遼がいう。
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