蘭王の秘密
【次の日】

遼がお見舞いにきた。


遼「咲蘭、体調とか、大丈夫か?」

咲蘭「大丈夫だ!あと、俺に近づかないでくれ、もう、俺の前に現れないでくれ!」

遼「‼嫌だ!俺は、お前がどんなに諦めていようと、信じる!」

咲蘭「綺麗事を言わないでくれ!」

遼「咲蘭!今、咲蘭が誰も信じる事ができないとしても、いつか、また、咲蘭が心を開いてくれる日を俺は、待つ!」

咲蘭「俺に、もう、関わるな!お前、そのうち、死ぬぞ!」

遼「それでもいい!咲蘭を救えるのなら、命に変えても守りぬく!」

咲蘭「笑わせんな! お前も、あたしが腐った人間になった事くらいわかるだろ?俺は、もう、誰にも心は開かねえ。」

遼「‼‼‼それでも、俺は、咲蘭を信じる」

咲蘭「もう、帰ってくれ!」

遼「また、くる。」

咲蘭「もう、こなくていい。」

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