蘭王の秘密
【放課後、体育館裏】

「あなた、何様のつもり?」

レディースに入ってると思われる一人が殺気を出して聞いてくる。

咲「何で?」

「あなた、何で遼様達と一緒にいるわけ?」
「遼様達に体でも売ったの?」
「何で、こんな、ブサイクでブスの二文字が見事に当てはまる奴が、嵐門王の姫なの?意味わかんない。」

あぁーーーーーーーー。

みんな、言いたいこと一斉に言い過ぎだし。

咲「私が、ブスなら、あなたたちは、自意識過剰の綺麗なお嬢様?ハッハッ!笑わせないでよ。私は体なんか売ってない。遼達に勝手に興味を持たれただけだ。」

「何馬鹿なこと言ってるの?遼様達があなたみたいな、ブスを姫にするわけないでしょ?」

「私が、ブ「へぇー。俺の可愛い妹によくもブスって言ってくれたな。」

私が、ブスと言おうとしたら、偶々通りかかったらしい、彰が私の言葉を掻き消していった。

「何で、彰様が、此処に?」

「私達もいるわよ。」

紅葉が言った。

私達?って事は、まさか…。

葵「紅葉、おいてくなよ。」

紅「悪い!葵」

「何で此処に?葵様と彰様と紅葉様がいるのですか?」

レディースの一人が殺気をしまってきいてきた。

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