蘭王の秘密
【蘭王の倉庫】

「今日はお疲れ様!みんな、ゆっくり、休むように。」









三族に私は告げた後、一人、総長室にいた。


明らかに震えている、右手。


私は何故、近くにあった、ナイフで殺さなかったのだろうか?

晴翔の仇をとりたかったのに。

私は悔しさのあまり、壁を勢いよく、殴った。


手加減をしてなかったせいか、壁には罅がはいり、崩れた。


葵「さ、くら?」

歯止めが効かないくらい、私は暴れているんだろうか。


彰が私の腹を蹴ろうとした。

私には、今。全員が敵にしか見えてない。
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