蘭王の秘密
遼の注射嫌い、尋常じゃない。

私は、もう、慣れた。
針を体に刺されることじたい。
昔はよく、入院してたから、毎日点滴をうつため。


咲「遼、可愛い。」

完全に拗ねてる遼に向かって、呟く。

遼は何も言わず、わたしを抱きしめた。

よっぽど、嫌なのだろうか?

星也の話を聞くところによると、毎年、嵐門王が予防接種をしている病院は、徹の父親が、やってるらしいんだけど、毎年、星也達、5人と、徹の病院の人で抑えてるらしい。かなり、暴れるとの噂。



咲「遼。大丈夫だよ。」

と言って、私は抱きしめ返した。


多分、私はもう、遼に、惚れてるんだろうな。婚約者だから、嫌でも、付き合わなければいけないと、考えると遼が婚約者でよかったと思う。
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