蘭王の秘密
咲「えっーーー!やだなぁ。じゃあ、遼。針を体に刺されるのと、きっーーつい修行どっちがいい?〝黒笑〟」

満面の笑みできいてる。

遼は、ものすごい、震えている。

遼「修行でいいです…。」

そりゃそーだろうな。注射嫌いの遼が、体に針を刺されるのなんて、嫌にきまってる。

星也「咲蘭って、ドSだよね。」

咲蘭「多分ね。」

星也「俺と気が合う。」

咲蘭「何で?」

星也「だってさ、遼のいじけてる姿とか、みたいじゃん。」

咲蘭「わかる。その気持ち。」



遼「咲蘭〜。お前なに考えてる…。」

次第に弱々しい表情を見せる、遼に可愛いと思った。

咲蘭「べつにーー。ただ、遼が、どこまで、修行にたえられるかなって!〝黒笑〟」


遼「怖い。咲蘭。酷い。」

これを、何度も繰り返し呟いている。




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