蘭王の秘密


そして、海の日当日。


今、私の車の中にいる。

遼は私の右隣で私の膝に頭をのせ、寝ている。
風磨は、私の左隣に座って、私の腕にくっついている。

その他はみんな、色々。


星也「咲蘭って、竜門寺家継ぐのか?」

咲蘭「遼との婚約もあるし、親は最初っから継がせるつもりだったみたい。まぁ、継ぐつもりではいるよ。いつか、蘭王をやめて。」

星也「そうか…。まぁ、遼も意外だったんだよな…咲蘭を姫にするって言った時。」

咲蘭「どーゆーこと?」

星也「遼は、風磨と一緒で、女嫌いなんだよ。なのに、女に興味をもつとか、今までだったら、考えられない。それに、姫なんて、いらない。って。女はみんな、一緒だ!って。遼が、始めてあの女は、何か違うって言った時からきになってた。」

咲蘭「何をきになってたの?」

星也「咲蘭の事。」

咲蘭「そーなんだ。」

星也「驚かないんだ!」

咲蘭「他の女は驚くだろうね。嵐門王の皆さんに興味をもってもらえたら、でも、私は別に興味をもってほしいって、頼んだ覚えはないから。気にされても、別にそっちの勝手だと思うからね。」

星也「咲蘭らしいな。遼が気にいるのも、わかる気がする。」

咲蘭「そりゃあ、どーも。」






暫くして、うちの家のホテルについた。

車を降りた途端、遼達の周りには、女子の群れ。
それの一部が、私のいとこ。その他はいとこの友達。



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