蘭王の秘密
遼「咲蘭、準備したら、いくぞ!入口で、星也達が待ってる!」
咲蘭「先行ってていいよ?」
遼「待ってる!」
俺様全開の遼に、私はもはや、心臓爆発寸前。
咲蘭「準備できたよ。」
遼「なら、行くぞ!」
そう言って、遼は私の手を握ってきた。
俺様キャラでも、優しいところあるんだ…。
入り口には、もうすでに、星也達がきていた。
「咲蘭。無理!俺ここに三日間もいれない。」
泣き言を言って、私に抱きついてきたのは、紛れもなく、風磨だった。
咲蘭「風磨。克服するんでしょ?弱音はいてたら駄目だよ。」
風磨「ぅーー。頑張る…。」
「咲蘭が、葵と彰以外の男といるって、なんか、始めてみた。」
従兄妹で、椿さんの娘・長女で、今、大学三年の茜が言ってきた。
咲蘭「茜さん。見ない間に綺麗になりましたね。」
茜「そう?咲蘭、また、痩せた?」
咲蘭「そうかもしれないですね。」
茜さんは、私の過去を知ってる為、悲しそうな表情をしている。
茜「しっかり、食べるのよ!」
咲蘭「気が向いたら、食べる。」