蘭王の秘密
遼達と海に向かった。
相変わらず、遼達の周りには、女子の群れ。
私はそれを見て、六人から、少し離れて歩く。
「咲蘭〜。彼氏作ったの?」
従兄妹で、椿さんの娘で、茜さんの妹、私と同い年の…蓮美が聞いてきた。
咲蘭「まぁ。」
蓮美「以外。でも、男嫌い…だいぶ治ったみたいだね。」
咲蘭「まだ、完全に治っては、ないよ。あいつらは別。」
蓮美「そっか〜。」
蓮美も、私の過去を知ってるから、少しショックを受けてる様に見える。
「咲蘭も、こっちこいよ。」
風磨が、こっちにきて、私の腕をつかんで言う。
遼「咲蘭、ちゃんと一緒にいろ。」
咲蘭「大丈夫だよ。ここ、私の家の敷地内だから、私の身内とその友達しか、いないから。」
遼「そうなのか?」
「咲蘭が、男といる!」
お母さんの方の兄の息子で今、大学一年生の日向が言う。
咲蘭「日向、その言い方やめろ!」
殺気を含んで言う。
日向「咲蘭、殺気をしまってくれないか?」
咲蘭「はいはい。」
日向「男嫌い、治ったのか?」
咲蘭「治っては、ない。あいつらは別。」
日向「そっか。」
日向も私の過去を知ってるだけ…悲しそうな表情をしてる。