蘭王の秘密


遼達と海に向かった。

相変わらず、遼達の周りには、女子の群れ。

私はそれを見て、六人から、少し離れて歩く。

「咲蘭〜。彼氏作ったの?」

従兄妹で、椿さんの娘で、茜さんの妹、私と同い年の…蓮美が聞いてきた。

咲蘭「まぁ。」

蓮美「以外。でも、男嫌い…だいぶ治ったみたいだね。」

咲蘭「まだ、完全に治っては、ないよ。あいつらは別。」

蓮美「そっか〜。」

蓮美も、私の過去を知ってるから、少しショックを受けてる様に見える。






「咲蘭も、こっちこいよ。」

風磨が、こっちにきて、私の腕をつかんで言う。




遼「咲蘭、ちゃんと一緒にいろ。」

咲蘭「大丈夫だよ。ここ、私の家の敷地内だから、私の身内とその友達しか、いないから。」

遼「そうなのか?」







「咲蘭が、男といる!」
お母さんの方の兄の息子で今、大学一年生の日向が言う。

咲蘭「日向、その言い方やめろ!」

殺気を含んで言う。

日向「咲蘭、殺気をしまってくれないか?」

咲蘭「はいはい。」

日向「男嫌い、治ったのか?」

咲蘭「治っては、ない。あいつらは別。」

日向「そっか。」

日向も私の過去を知ってるだけ…悲しそうな表情をしてる。






< 82 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop