蘭王の秘密
暫くして、旅館に、戻った。

遼「咲蘭。咲蘭って過去に何かあるのか?」

遼が私をベッドの上に押し倒して聞く。

逃げようとおもったが、私の頭の横には遼の両手があり、遼は、私の身体にまたがってる。

咲蘭「遼…。私の過去を聞いて、どうする気なの?」

ドキドキを隠す様に素っ気ない態度で聞く。

遼「助けたい。咲蘭が、あまり、感情を出してくれない訳を知りたい。後、ご飯をあまり、食べられない理由を知りたい。栄養失調とかで、倒れられたら、困るから…。」

俺様キャラの遼がどんどん、悲しそうな表情をして聞いてくる。


遼に、話したら、少しは楽になる?
でも、私は楽になるなんて、考えてはいけない。


咲蘭「ゴメン…。いまは、まだ、話せない…。」

遼「わかった…。話せる様になったら、話してくれ…。」

そう言って、私の上に乗ってた身体をどけてくれた。


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