蘭王の秘密


次の日になった。

今、私は、椿さん、茜さん、蓮美、日向と、一緒にいる。

日向「あいつらにだったら、話しても大丈夫じゃないのか?」

咲蘭「私は、楽になる事を許されてはないから。話す事なんて出来ない。」

蓮美「咲蘭…。少しは人を信じよう。あいつらは大丈夫だと、思うよ。咲蘭が、あそこまで普通に男の子と話してる姿を見る限り。」

咲蘭「それでも、私の過去を話そうとは思えない。」

茜「何で?あいつらだったら、もしかして、暗闇の中にまだ、いる、咲蘭を救ってくれるんじゃないの?」

咲蘭「暗闇の中にいる私はもう、そのまま成長がとまってる。そんな、姿見せれない。今まで救おうとしてた奴らは、私の過去を知っていくうちに、私を逆に、暗闇の中に閉じ込めた。もう、そんな思いは、したくない。」

椿「あの子達は、今までの子達と違う気が、する。もしかしたら、ちゃんと闇から救ってくれると、思うよ。」

咲蘭「私には、暗闇と戦って生きるしかない人生なんだよ。」

日向「そんなん、言ってみないと、わからないぞ。あいつらは違う!それは、俺も思うから。」

咲蘭「……」

茜「翼さんも楓さんも葵兄も彰兄も、紅葉姉も、咲蘭の暗闇から抜ける姿見たい
と思うよ。」

咲蘭「……ぅ、うん。わかった…。気持ちが整理できたら、話す…。」

茜・椿・日向・蓮美「良かった!」


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