エンドレス・ストーリー1
おもしれぇ!




我は少年の元へ向かった。







<よかろう!>





高らかに言った。





<は――――――>







少年は絶句していた。





<我が見える?>







<透けてるな>







<それだけ?>








<うん>






少年は淡々と言った。







<透けてるじゃん。幽霊?>







<精霊!>







<精霊って透けてるの?>






少年は呟いた。







その時、






シュウウ






我の身体が消えかかっていた。
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