ハロウィンですということで。
いやまあね、ツンもいいんだよ。
可愛いよね、うん。
俺的には誰にでも笑顔を振り撒くアイドル系より、いいと思うよ。
ちょっとばかりツンツンしてるほうが。
「なんなの、昴は。せっかく私がお菓子を…いや、別に。」
「今デレたよね?デレたよね?」
「うっさいわ。…こんなもん私持ってても仕方ないし。くれてやるよ!」
え?なんだと
と思ったときにはすでに遅し。
苺の持っていた
かわいいラッピングが施されたお菓子は
キレイな放物線を描き
床に落ち……る寸前に俺はキャッチした。
あー!まじで、危なかった!!