Happinessclover
私の家は、図書館と駅の近くでとても便利な位置にあった


本を読むのは好きだった



男の子が、たまに持ってきてくれる本も
とても面白く好きだった


だから、落ち着いたら図書館にも行きたいと思った



けど、両親はそれをよくは思わなかった


危ないと思ったのだろう




私が何度もせがむものだから、条件付きで許可をしてもらえた


その条件とは






「必ず裕矢君と一緒に行く」





裕矢君って誰?




母は、少しびっくりした顔をしたが


「記憶喪失なんだから覚えてないか・・・
毎日お見舞いに来てくれた男の子がいたでしょ?
その男の子よ。一緒じゃないと許可しないからね」


と、紹介と一緒に念を押してきた





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