Happinessclover
朝起きてから、何を着ようか迷っていたところに、
お母さんが来て、

「うちの子もやっと女の子になったんだねぇ」

なんて言うから、

「私って、どんな子だったの?」

って聞いたら、さっきまで明るかったお母さんの顔が一気に曇った

「そのことは裕矢君に聞きなさい」

それだけ言って、部屋を出て行ってしまった



そんなに違うのかなぁ

とか、いろいろ考えていたら



ピーンポーン



裕矢君が来た
と思って

急いで、服を着て下に降りて行ったら、
宅配便で、「ちょっと」というよりも、
「ものすごく」がっかりした

部屋に戻って、鏡の前でチェックして
そろそろ下に降りて待とうかなぁ
と思った矢先に、再び・・・



ピーンポーン


下に降りて行ったら、今度は裕矢君だった


裕矢君は私に気づいて、

「じゃ、行こっか」

といい、手を引っ張ってくれた。

手を離した後も、そこが暖かくて
うっとりしてしまうほどだった

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