Happinessclover

図書館は、休日なだけあって人がたくさんいた

私は、前もって借りたい本を決めていたから
2人に分かれて、それぞれの本を探すことにした。


本を探してる間も、あの哀しそうな顔が頭から離れなかった。


考えてるうちに、何も知らない無知で無力な自分に腹が立って来た。



なんで、思い出せないの?

もたもたしてると、もっと哀しい顔になっちゃうかもしれないという考えが浮かんできて、なんだか自分に怒る気もなくなって、逆に悲しくなってきた。



なんで思い出せないんだろう。



今は、この言葉が頭を埋め尽くしていた。
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