光の巫女
「日影様・・・光巫女に二度と手を出さないと誓えるなら、貴方をーーー見逃します」

「・・・・・・・・・その必要はない。裏切りは大罪だ。この命を捧げるのが通りだろう?」

「それは・・・違いますよ」

菖蒲は身動きの取れない老人に対して、同じ目線で問いかける。

「あたしには・・・貴方が何故こんな事をしたのか、咎めることはできません。けど、何か理由があったのでしょう?」

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