光の巫女

『おや、光巫女の血を引いているのに、瘴気を祓うことも出来ないのですか？早く瘴気を祓わなければ・・・大事なお友達の命が危ういですよ？』


「誰？」


『初めまして、光巫女。私の名は柊花と申します。九尾の狐、銀狐様に仕える八尾の狐です。お見知り置きを』


頭には狐耳、尻尾は八本。明らかに狐の物の怪だということは、菖蒲にも理解できる。


「七瀬ちゃんに何したの？！ 元に戻してよ！七瀬ちゃんは関係ないじゃない！」


『それは出来ないそうだんですね。貴女は私のいい遊び相手になっていただかないと・・・』