光の巫女
円に九尾の血が流れている・・・けれど、それには思い当たる節があった。初めて会った時のあの円の変化。
菖蒲の中で全ての事が点と線で結ばれ、納得がいった。
「私は今でも後悔しています。封印などという生易しい判断が、自分の愚かな私情が、未来ある子供達の全てを奪うことに繋がってしまった。私が・・・憎いでしょう?」
「今の話を聞いても、自分が何を出来るかわからないけど・・・貴女を憎いなんて思ったことはありません。好きだったんでしょう?銀狐のことが・・・
あたしも好きな人がいるから、栴さんの気持ちわかる気がする・・・」
「円を愛しているのですね。今のあなたなら、全てがいい方向に向かう気がします。私のような間違いは起こらないでしょう。そして、全ての式神も使いこなすことができるはずです」
全てを話した光巫女は、清々しい表情をしていた。
菖蒲の中で全ての事が点と線で結ばれ、納得がいった。
「私は今でも後悔しています。封印などという生易しい判断が、自分の愚かな私情が、未来ある子供達の全てを奪うことに繋がってしまった。私が・・・憎いでしょう?」
「今の話を聞いても、自分が何を出来るかわからないけど・・・貴女を憎いなんて思ったことはありません。好きだったんでしょう?銀狐のことが・・・
あたしも好きな人がいるから、栴さんの気持ちわかる気がする・・・」
「円を愛しているのですね。今のあなたなら、全てがいい方向に向かう気がします。私のような間違いは起こらないでしょう。そして、全ての式神も使いこなすことができるはずです」
全てを話した光巫女は、清々しい表情をしていた。