光の巫女
「あ・・・円、その傷・・・」
頬や腕に無数の傷が、痛々しく存在している。それは目を背けたくなるほど。
自分が側にいなかった間、円はどんな辛い目にあっていたのだろうか・・・
「たいしたことはない。そんなことより・・・菖蒲、ここから今すぐ離れたほうがいい」
「え・・・?」
いっぱい伝えたいことがあったはずだ。
共に戦いたい、九尾を封印したい・・・
ちゃんともう一度、円に自分の想いを伝えたかったのに・・・