光の巫女
「何もなかったあたしに居場所と、この気持ちをくれたのは円だもん。
円は弱くも惨めでもないよ・・・。今までだって何度も助けてくれて、守ってくれたもん・・・」
そういい終わると、円は菖蒲の腕を引き、抱きしめる。
その腕は優しくて、とても力強い。
「・・・円?」
「天翔(テンカ)だ」
「え・・・?」
「俺の本当の名だ。人は生まれながらにして”呪”をかけられる。それが”名”
母が”天をかけ、すべてを災厄から守る人”となるように、つけてくれた名だ」
「素敵な名前・・・」
「俺はここにいる意味を忘れていた。だが菖蒲、お前が思い出させてくれた。ありがとう」
きつく抱きしめられた円の背に、自分の腕を回す。
「俺にはお前が必要だ。だから------ずっと一緒にいてくれ-----」
「はい・・・・・」
円は弱くも惨めでもないよ・・・。今までだって何度も助けてくれて、守ってくれたもん・・・」
そういい終わると、円は菖蒲の腕を引き、抱きしめる。
その腕は優しくて、とても力強い。
「・・・円?」
「天翔(テンカ)だ」
「え・・・?」
「俺の本当の名だ。人は生まれながらにして”呪”をかけられる。それが”名”
母が”天をかけ、すべてを災厄から守る人”となるように、つけてくれた名だ」
「素敵な名前・・・」
「俺はここにいる意味を忘れていた。だが菖蒲、お前が思い出させてくれた。ありがとう」
きつく抱きしめられた円の背に、自分の腕を回す。
「俺にはお前が必要だ。だから------ずっと一緒にいてくれ-----」
「はい・・・・・」