光の巫女
「流石は西園寺家の式神 阿紺だね。それにしても、こんな簡単に巫女を横取りされるようじゃ、円ちゃんもまだまだって所かな?」
ニコニコしながら現れた青年は、阿紺と呼ばれた犬のような式神を撫でながら菖蒲に近づく。
笑顔なのだけれど、その笑顔の裏になにかありそうな気がして、菖蒲は一歩下がり逃げる機会を伺う。
(光巫女を知ってた?この人もあたしたちに何か関係が・・・?)
「あ、自己紹介がまだだったね。
初めまして。僕は西園寺 凪(サイオンジ ナギ)。円ちゃんと同じ”封魔師”なんだ。あ、西園寺家は東峰院家の分家筋で・・・」
ニコニコしながら現れた青年は、阿紺と呼ばれた犬のような式神を撫でながら菖蒲に近づく。
笑顔なのだけれど、その笑顔の裏になにかありそうな気がして、菖蒲は一歩下がり逃げる機会を伺う。
(光巫女を知ってた?この人もあたしたちに何か関係が・・・?)
「あ、自己紹介がまだだったね。
初めまして。僕は西園寺 凪(サイオンジ ナギ)。円ちゃんと同じ”封魔師”なんだ。あ、西園寺家は東峰院家の分家筋で・・・」