総長からの「愛してる」Ⅱ
「ちょっ、それはやめたほうがいいんじゃ……」
「え、どうして……?」
「いや……なんつうか………廉さんが怒るんじゃないっすか?」
??
どうして廉也が怒るの??
本気でわからず、首をかしげると、後輩くんは顔を真っ赤にした。
えぇ?!顔を赤くさせるようなことしたっけ?!
もうアキラくんが謎で仕方ない。
「んー…?
なんで廉也が怒るのかわからないけど、速く塗らないと焼けちゃうんだもん。」
「いや、そうですけど……」
「焼けると、結構痛いんだよ。
お願いだから、塗ってくれない?」
私がいくら頼んでも、アキラくんは困ったような顔をして承諾してくれそうにない。