総長からの「愛してる」Ⅱ
「無防備に男に肌を触らせやがって。
お前の心も体も俺のもんだろうが。
お前は龍嵐の姫である前に、俺の女だ。」
全く隠すつもりのない嫉妬。
怖いと思いつつ、どこかで嬉しいと思ってしまう。
「ごめんね……」
「あんま自覚ないみたいだし、今回はそう簡単に許さねぇよ?
俺は忠告したはずだからな。」
『むしろ俺としては脱がねぇでほしいくらいだ』
『惚れてる女の肌を、わざわざ他の男に見せる必要なんかねぇだろ』
あれが廉也のいう忠告だとしたら、確かに言い逃れはできない。
こんな怒った廉也を鎮める方法なんてわからない。