総長からの「愛してる」Ⅱ
「お前の薬物の違法所持、殺人未遂、盗み、無免許運転……数えたらキリがねぇ。
全ての証拠を集め、警察へと手渡す手はずは整っていた。
もちろん、あの日の殺人についても、な。」
この何週間。
俺は鳥遊と連絡をとっていた。
俺が待ってもらっているが、この戦いが終わり次第、警察へと送られることになっている。
「あれだけの証拠があれば、確実に無期懲役は免れない。
残念だったな。」
「残念……?
まだ、決まってねぇだろう。」
俺の内容に対して、ニヤリと九識敦は唇を歪めた。
再び見下した表情に戻る。